「ヨーグルトがちゃんと固まらない」というお問い合わせをいただくことがございます。
ヨーグルトがちゃんと固まらない理由はなんでしょうか?
1.牛乳を使っていない
ヨーグルトを作るには牛乳に種菌を入れて発酵する必要がありますが、間違えて牛乳ではなく、加工乳や乳飲料を使ってしまっている方がいらっしゃいます。
加工乳は一般的に生乳にバターや脱脂乳などを加えたもので、乳飲料は生乳に果汁やコーヒーなどを混ぜたものです。加工乳や乳飲料はヨーグルト作りには適しないので、ヨーグルトメーカーで牛乳を使う際には本物の牛乳を使うようにしましょう。ただし、乳飲料でも成分によってはヨーグルトになる場合がありますので、詳しくは下記のページをご覧ください。
2.種菌にするヨーグルトの種類
基本的にヨーグルト作りには種菌として、一般的なプレーンのヨーグルトをお勧めしています。
種菌にするヨーグルトの種類によってはあまり固まらない場合があります。
さらさらでやわらかいタイプのヨーグルトを種菌として使った場合は、できあがったヨーグルトも柔らかくなってしまう場合がありますし、加糖タイプのヨーグルトを使った場合にも、うまく固まらない場合があるようです。
基本的に乳酸菌がしっかりと働いてくれれば、加糖ヨーグルトでも種菌として使えるのですが、一般的にはプレーンタイプの無糖ヨーグルトをおすすめしています。
3.種菌にするヨーグルトの量が足りない
種菌として使うヨーグルトの量が足りないと、ちゃんと固まらないことがあります。
ヨーグルト作りに慣れていないうちは、少し種菌を多めにしてみましょう。
4.雑菌が入っている
ヨーグルトの元となる種菌以外の雑菌はヨーグルトを固まるのを邪魔してしまいます。
種菌を牛乳に入れてかき混ぜる際のスプーンはしっかりと煮沸消毒してから使いましょう。
5.牛乳または種菌が古い
新鮮でない牛乳や種菌を使うと、ヨーグルトが固まらないことがあります。
牛乳と種菌は賞味期限内であっても、できる限り新鮮なうちに使いましょう。
6.室温の影響
真夏や真冬など、外気温に影響される場合があります。
高気温(7-9月):発酵が早いため、少し発酵時間を短く
低気温(11-2月):発酵が遅いため、少し発酵時間を長く
(※ただしエアコンの設定温度によっては真夏でも室温が低い場合もあります。ヨーグルトメーカーを使う環境によって調節ください)
以上をお試しいただいても改善しない場合は、お問い合わせページよりご連絡ください。